VTuber(バーチャル ユーチューバー) やり方の基本を解説

バーチャル ユーチューバー やり方

YouTubeでは色々のタイプのユーチューバーが活躍していますが、現在注目されているのが「VTuber(ブイチューバー)」です。
VTuberは「Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)」の略語で、2018年から登場した新たなユーチューバーになります。

とはいっても、「VTuberって何?」など、VTuberという言葉を初めて聞く人は何のことだか分からないですよね。また、VTuberとしてYouTubeに動画を投稿したいと考えている人の中には「VTuberのやり方がまったく分からない!」という人もいますよね。

そこで、この記事ではVTuber(ブイチューバー)とは何か説明したあとで最低限必要な機材や、やり方などVTuberの基本的なことをご紹介します。

1、バーチャルユーチューバー【VTuber(ブイチューバー)】とは?

バーチャルユーチューバー「VTuber(ブイチューバー)」とは?について簡単に説明すれば、2Dや3Dのアバターと呼ばれるキャラクター(主に女の子)を使って動画を投稿するユーチューバーです。

具体的にはアバターが動画の中で話したり、表情豊かに笑ったり泣いたり怒ったり、自由に動いたりなどしながらゲーム実況するなど、今までのYouTubeの動画とは明らかに違う、新しいスタイルの動画になります。

今では多くのVTuberが動画を配信しており、動画のスタイルも、

  • アバターだけが登場する動画
  • 人とアバターが一緒に登場する動画

など色々なスタイルの動画が配信されています。

最近では、お笑い芸人のバイキング「小峠さん」が学校の先生に扮して、女の子のキャラモデル3人に対して授業するという動画が面白いと人気になっています。その動画がこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=wsOhIFjcXeE
ガリベンガーV 17話~20話 小峠のツッコミシーンまとめ

2、VTuberをやるために必要な機材

VTuberは普通の動画と違って、2Dや3Dのアバターが人の代わりに話したり動いたりするので、動画を撮影する専用の機材を用意しなければなりません。ここからは、VTuberをやるために最低限揃えたい機材やソフトをご紹介します。

スマホでもできるがパソコンが一般的

まずは、パソコンまたはスマートフォンが必要になりますが、VTuberをやるならパソコンを使うのが一般的です。

スマホでもできないことはありませんが機能的に限界があるので、できるだけパソコンを利用するのがおすすめです。パソコンならアバターの動きの自由度やカスタマイズ性に優れているので、思うような動画が撮影できるようになります。

バーチャルキャラモデル

VTuberをやる上で欠かせないのが、人に代わって動画に登場する2D・3Dのバーチャルキャラモデルです。

どうやって用意すればいいのか?について、自分のオリジナルのキャラモデルを作りたいところですが、難易度的にハードルが非常に高いので、とくにこだわりがなければ既存のキャラモデルの利用がおすすめです。

簡単には、あとで紹介するVTuber支援ソフトを活用すれば、そのソフトに入っている既存のキャラモデルが使えるようになります。
既存のキャラモデルもそのまま利用するだけでなく、ある程度自由にカスタマイズできるので安心です。

トラッキング機材

VTuberは2Dや3Dのアバターが人間の動きを表現するので、動画を撮影するための専用のトラッキング機材が必要になります。
トラッキングとは人間の動きを感知して追跡する機能を指し、人の動きを撮影してキャラモデルにその動きを表現させます。

主に以下の3種類の機材が使われます。

  • Webカメラ
  • パソコンにカメラ機能が備わっていれば、VTuber支援ソフトをパソコンにインストールするだけでVTuberができるようになります。
    しかし、パソコンのカメラは機能的に限界があるので、できれば専用のWEBカメラを用意した方が良いでしょう。

    Amazonや楽天市場などの通販で購入でき、価格は1,000円~10,000円と性能によってピンキリです。ちなみに、VTuberの間で広く使われていのが「LOGICOOL HDプロ ウェブカム C920(Amazon価格:7,800円)」です。

  • VR
  • 全身の3Dキャラモデルが動かせるようになり、本格的な動画が撮影できますがハイスペックPCが必要になります。VRでは「HTC VIVE(約10万円)」と「Oculus rift(約5万円)」がおすすめですが、WEBカメラと比べると高くなります。

  • モーションキャプチャー
  • モーションキャプチャーは全身にセンサーを取り付けて動きを読み取るので、精密な動きを表現できるようになります。主に企業系のVtuberとして使われており、「Perception Neuron」や「Perception Neuron」といった製品が有名で、価格は20万円以上します。

このようにVTuberでは3種類のトラッキング機材が使われます。一般的な動画の撮影であればWEBカメラで問題ないですが、全身の動きを動画にしたいときはVRもしくはモーションキャプチャーを利用する必要があります。

マイク

自分の声を動画に入れたいときはマイクを用意します。

基本的にヘッドセットでもスタンドマイクでも自分が使いやすい方で問題ありません。価格は性能によってピンキリで、高いマイクだと3万円以上しますが5千円程度でも購入できます。

VTuber支援ソフト

一般的なWEBカメラを利用するときは、VTuber支援ソフトをパソコンにインストールすれば動画が撮影できるようになります。
色々なソフトはありますが、VTuberの間で最も使われているソフトが「FaceRig」です。

「FaceRig」は、WEBカメラで人の顔をトラッキングしてキャラモデルに再現できるソフトで、有料ソフトになりますが「月額1,480円~」と比較的安く利用できます。また、必要なのはWEBカメラとマイクだけで、パソコン内蔵のカメラやマイクを利用するなら用意するものは何もありません。

使いやすいソフトですが、欠点としてキャラモデルの胸から上に限られるほか、OSはWindows7以上限定でMac PCは利用できないので注意しておきましょう。

次に、VRやモーションキャプチャーを使って本格的に全身の動きを撮影したいときは、以下のいずれかのソフトを利用します。

  • Vカツ
  • バーチャルキャスト
  • カスタムオーダーメイド3D2
    • いずれも有料ソフトですが、全身のハイスペックな動画が撮影できます。

      ここまでVTuberをやるために必要な機材を紹介しましたが、どんな動画を撮影したいのかハッキリしてから、トラッキング機材やVTuber支援ソフトを準備しましょう。

      3、VTuberの基本的なやり方

      ここまでVTuberになるために必要な機材やソフトが用意できたら実際に動画を撮影していきますが、流れ的には以下のようになります。
      ここでは、WEBカメラを利用して動画を撮影する流れで紹介します。

      1. WEBカメラで自分の顔を撮影する
      2. 撮影した顔の動きを支援ソフトの中でバーチャルキャラに連動させる
      3. バーチャルキャラが連動して動いている様子を動画に撮影
      4. 撮影した映像を編集してYouTubeに投稿

      一般的なWEBカメラを利用するときはこの流れで動画の撮影をしていきますが、参考としてモーションキャプチャーを使って本格的なVTuberをしている風景を撮影した動画をご紹介します。

      https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=TgDcozEjj90
      バーチャルYouTuberの作り方大公開!3Dモーションキャプチャーが凄い……!【よきゅCH】
      (よきゅCH・・・チャンネル登録者数 5.34万人)

      紹介した動画では、本格的にバーチャル動画を撮影していますが、WEBカメラと支援ソフト「FaceRig」を使えば、胸から上のキャラモデルになりますが綺麗な動画が撮影できます。

      4、まとめ

      今回はバーチャルユーチューバー、通称「VTuber(ブイチューバー)」をご紹介しました。VTuberは2Dや3Dのアバター(主に女の子)を使って動画を撮影して投稿するユーチューバーになり、専門に行うユーチューバーも増えています。

      VTuberには、ご紹介した機材と支援ソフトを用意すれば、動画を撮影して投稿できるようになります。慣れるまでは思うような動画は撮影できないと思いますが、慣れてくれば今までのYouTubeの動画と違ったオリジナリティがある面白い動画が撮影できるようになります。

      動画を撮影しているとマンネリ化してくるので、動画のネタに困ったときはVTuberの手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。