【VTuberとは?】おすすめの作り方や仕組みまとめ
CGのアニメキャラクターがまるで人間のように細かい動きをしながら喋るVTuber。その姿を形容するとしたら2.5次元といったところでしょうか? ネット流行語大賞にも選ばれ、激戦区のユーチューバー界隈でもVTuberの躍進が目立ちます。
このページではそんな大注目な「VTuberの仕組みからなり方まで」をご紹介していきます。
VTuberとは?
VTuberは「バーチャルYouTuber」の略称で、2Dや3Dのアバターを使って動画投稿を行っている人たちのことを指します。見た目は2次元ですが、声は人間が担当していることがほとんどです。
美少女系のキャラクターが多いですが、中にはご当地キャラのようにユニークなキャラクターのVTuberもいます。
最も有名なVTuberといえば「キズナアイ」さんで、登録者数は260万人越えを誇ります。海外からの人気も高く、今最も世界的に有名なVTuberといっても過言ではないでしょう。
なお、VTuberの多くはYouTubeで活動していますが、中にはニコニコ動画など別の媒体で活躍しているVTuberも存在します。
VTuberは企業や自治体からも注目されている
VTuberに注目しているのは、ファンや視聴者だけではありません。実はマーケティング的に使いやすいという理由から自治体や企業からも注目されているのです。なぜマーケティング的に使いやすいかというと、以下の3つの理由があるためです。
- キャラクターが実在しない以上スキャンダルのリスクが限りなく低い
- 企画に合わせて動かすことができる
- 企業のプロモーションに合わせたキャラ作りができる
VTuberの最大の特徴でもあるアバターは、実在の人物と異なり自由自在に姿を変えることが可能です。そのため、企業や自治体のイメージに合った動画配信者を作り出すことが容易となります。
また、キャラクターが実在しないことからスキャンダルに関するリスクもほぼゼロであると言えます。こうした点から、マーケティング方面からもVTuberが注目を浴びているのです。
VTuberのなり方や仕組み
気になるVTuberの作り方ですが、主に2D・3Dのアバターとカメラやモーションキャプチャから成り立っています。まずアバターでキャラクターの外観を作り(既存アバターの使用も可)、それに本物の人間の動きをカメラやモーションキャプチャで反映させていきます。
人間の動きを反映させる手段はいくつかあり、手軽なものから本格的なものまで様々です。ここからは、個人がVTuber活動を行う上で主流となっている撮影方法を3つご紹介します。
スマホによる撮影
スマホは最も手軽にVTuberとして活動できるやり方の1つです。VTuberアプリも続々と登場しており、アプリによってはスマホとは思えないクオリティで動画を作ることが可能です。
ただ、手軽さ故にデメリットもあります。1つはボイスチェンジャー機能が使えないので地声になってしまうことで、もう1つはアバターのカスタマイズに限界があることです。
まずは手軽にスマホからVTuberを始め、慣れてきたら下記のような方法でレベルアップしていくのがいいと思います。
WEBカメラによる撮影
パソコンにあるWEBカメラを使い、専用のソフトで人間の動きをトラッキングすることでもVTuberになることができます。
トラッキングとCGアバターというと、ゲーミングPCのようにグラフィックボードを搭載したパソコンが必要になりそうですが、意外にもノートパソコンレベルで十分です。そのため、低予算でもVTuber活動が行えます。
デメリットとして、アバターの胸から下が映らないことや、オリジナルキャラクターを使う場合は導入難易度が高い点が挙げられます。
VR機器を用いた撮影
「Oculus Rift」や「HTC VIVE」などの家庭用VR機器を使うことで、よりリアルに人の動きを反映させることができます。VR付属の手持ちコントローラーやトラッキングセンサーを使うことで、全身の動きを反映させることが可能です。
本格的な機器なので欠点のなさそうなVRですが、ヘッドセットを使うため細かい表情の表現がしにくいというデメリットがあります。また、複雑なVRの処理を要求されるため、ゲーミングPCなどそれなりのハイスペックPCが必要になりコストがかかります。
専用アプリとして開発が進められている「にじさんじ」では、iPhoneX以降の機種に搭載されているフェイストラッキング機能を使ってアプリとOculus Riftがあればオリジナルの3Dキャラクターが作れます。
2019年9月末現在ではまだアプリは製作段階ですが、一般リリースに先駆けにじさんじグループでVTuberとして活躍している方もたくさんいます。
まとめ:【VTuberとは?】おすすめの作り方や仕組みまとめ
VTuberのなり方から仕組みまでをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? VTuberはYouTube視聴者からだけでなく、マーケティング的な使いやすさから企業や自治体からも注目を浴びています。今後さらなる大躍進が期待できそうです。
CGアニメーションなので作り方はかなり難しいと思いがちですが、スマホやWEBカメラを用いれば誰でも手軽にVTuberになることができます。もしVTuberに興味があるのなら、まずはスマホアプリから配信を開始してみてはいかがでしょうか?